「食生活」は、簡単に変えられるものではありません。それでも、健康でバランスの良いライフワークには、減塩を意識した食生活はとても大切です。
おいしい 料理 を楽しめる「 減塩 」ポイントをご紹介します。
「減塩」してもバランスの良い料理は健康的
「塩分」を控えるのが大切なのは?
塩分を控える方がよい理由は、もちろん「健康」のためです。塩分はナトリウムとなって体内に運ばれます。
ナトリウムを運ぶ役割はカリウムが行いますが、カリウムが不足してしまうと体内の水分が塩分濃度を薄めるために働き始めます。そのため、身体の中で水分が必要になるのでのどが渇きます。
この結果、血液量が増えるために血圧が上がり「高血圧」を引き起こします。その水分に起因して体内に溜めこんだ水分が、身体の細胞の周辺に集まることで「むくみ」となってあらわれます。
程良い塩分は、美味しい食事になり、体調のバランスを保ちます。そのためにも、塩分を制限し「減塩」を意識することが大切です。
塩分を制限する時に、スーパーやマーケットで目にする「減塩」の文字。塩分の制限には、「減塩」だけではなく、「無塩」、「うす塩」、「塩味控えめ」、「塩分控えめ」、「食塩無添加」などさまざまです。
塩分の過剰摂取は、健康のバランスを崩しますので、「減塩」を意識してご自分の食生活をコントロールした料理を選びましょう。
アイデア次第で健康的な「減塩」した料理
一日10グラム以下が勧められている塩分。塩分の摂取制限は必要であっても、脳は塩を必要としますし、筋肉や新陳代謝が衰えるときも塩分不足が原因になることもあり得ます。
そこで必要なのが、自宅で調理するときも外食などで食べる場合にも、食生活の中で減塩を意識することは大切です。
塩など調味料の使い方を工夫する
調理するときに塩を振ってしまうと、肉や魚などの素材に塩が浸透してしまいます。素材を引き締めるために使うこともできる塩ですが、塩分としての塩味に影響はないとも言われます。
さらに食べるときにも醤油や塩を使ってしまうと、味の割には塩分だけが増えてしまうことが多いのです。調理の際には塩を使わずに、「減塩」することがお勧めです。
減塩食品を使用する
味噌汁・スープ・麺類の汁などもたくさんの塩分を含むため、減塩食品などを利用した調理がお勧めです。
スーパーやマーケットなどでたくさん市販されている減塩醤油や減塩味噌、減塩タイプの調味料を使い、料理することを心がけましょう。味付けをおいしく維持しながら、健康的な料理を作ることができます。
香辛料などのスパイスやレモンや酢などの酸味を利用する
「減塩」すると、うす味が料理の魅力を失うと感じることもありますが、味が薄くなる分香辛料や酸味をきかせた料理が味わいを広くします。
例えば、レモンをかけることで酸味を増し、ビタミンを取ることもできます。また、マヨネーズはオイリーに感じても塩分が少ない割に、まろやかな味わいを加えられるので、料理には是非活用したい調味料です。
かけずに“つける”
つい「かけすぎて」しまう醤油やソース。刺身やフライなど和食には付きものの調味料としては、かけないことが「減塩」のポイントです。
場合によっては、ランチタイムの外食時に使用する調味料としてかけた醤油やソースだけで、一日の摂取量を超えてしまうこともありえます。それで食事中の調味料は“つける”だけにすることを意識して、食事を楽しみましょう。
「減塩」は意識することから始まる食生活
健康のために「減塩」しようか…と考え始めたら、塩分の多いインスタント食品や加工食品を控えながら、いつも使用する醤油や味噌など減塩タイプの調味料を用意しておくことがお勧めです。
すぐに料理することができると、うす味でもメリハリの付いた味わいの料理を簡単に楽しむことができるようになります。程良い塩分を摂取しながら、「減塩」を意識した料理は楽しい食生活に繋がるでしょう。
まとめ
「減塩」してもバランスの良い料理は健康的
「塩分」を控えるのが大切なのは?
アイデア次第で健康的な「減塩」した料理
「減塩」は意識することか始まる食生活