糖質制限は、基本的には糖質を制限するだけと、わかりやすく取り組みやすいことから、人気を集めていますが、ダイエット効果が気になるところです。効果が早い段階であらわれると、ダイエットのモチベーションにもつながります。
糖質制限 の 効果 は いつから あらわれるのでしょうか。
手軽に始められる糖質制限、効果はいつから?
糖質制限の効果が出るまで
体質やその人の状態により、個人差はあるものの、糖質制限の効果は、早ければ数日~数週間で体重や体型に変化があらわれ始めます。遅くとも1か月程度で効果は出始めるため、目安として最低でも1か月継続して取り組むことが必要です。
効果の出やすさに関しては、その人が普段からどのくらいの糖質を摂取しているかにも影響を受けます。普段から糖質を多く取っている人は、糖質を制限することで、糖質の代わりに脂肪が燃焼されやすくなりますが、糖質過剰の食生活を続けていた場合は、すでに多くの脂肪が蓄積されていることが多いため、目標とする体型にするためには、日数がかかります。
また、他のダイエットと同様に糖質制限でも、痩せるためには、脂肪を燃焼させなければならないため、基礎代謝と運動量が大きいと、早く効果が出やすかったり、体重や体型の変化が大きくあらわれたりします。
正しい糖質制限の方法
糖質制限は正しい方法で行わないと、効果が出ないどころか、体重が増えることもあります。糖質制限のルールは4つあります。
1つ目は、1日の糖質量は20~50gにすることです。
2つ目は、摂取カロリーを減らさないことです。摂取カロリーまで減らしてしまうと、カロリー不足だけでなく、栄養不足になり、筋肉が落ちたり、基礎代謝が下がってしまい、逆効果になります。
3つ目は、葉物野菜・青魚・赤身肉などのビタミンやたんぱく質を含む食材を多く取ることです。ビタミンを取ることで、体の調節機能の働きを良くし、たんぱく質を取ることで、筋肉量を維持・増加させ、基礎代謝の増加などにより、脂肪燃焼を促します。
4つ目は、良質な油をとることです。脂溶性のビタミンは脂肪分にしか溶けないため、脂質が不足すると、脂溶性ビタミンが体に届かず、便秘や体調不良になることがあります。
糖質制限の効果をより出すためのポイント
糖質制限の効果をより出すためには、どのようなポイントに気を付けたらよいのでしょうか。ポイントは4つあります。
1つ目は、1日の食事回数(間食も含む)を5~6回に増やしてみることです。空腹時間が長くなると、少ない食べ物からたくさんの栄養分を吸収しようとするため、少し食べただけで血糖値が急上昇し、脂肪をためこみやすくしてしまいます。ただし、1日の総カロリー量は増やさないように、注意が必要です。
2つ目は、適度な運動を取り入れることです。糖質制限は、糖質を制限しているため、過度な運動は適しませんが、ウォーキングなどの軽めの運動を取り入れることにより、筋肉量を維持し、基礎代謝と運動による脂肪燃焼の促進が期待できます。
3つ目は、体重計で常にチェックすることです。どのダイエットにおいても、モチベーションの維持が課題ですが、体重計の数値を把握することで、ダイエット意識を持つことができます。
4つ目は、時には甘いものを食べてストレスを溜めないようにすることです。糖質を制限する場合、ケーキなどの甘いものは大敵ですが、今では、糖尿病患者向けに、糖質制限はされているものの、普通のお菓子と遜色ないものが販売されているので、それを活用するのもよいでしょう。
糖質制限でリバウンドしないためには
糖質制限でリバウンドせずに、効果を維持するためには2つのポイントがあります。
1つ目は、1週間~2週間試した時に、どうしても体質に合わなかったり、ごはんやパンが我慢できなくてストレスになるという人は、他のダイエット方法に切り替えることです。
どのダイエット方法にも、合う合わないがあり、合わないダイエット方法を続けても、効果が出ないばかりか、ストレスなどにより、体重が増加してしまうこともあります。
2つ目は、糖質制限で目標を達成し、日常生活に戻す時に、食生活をダイエット前の状態に戻さないことです。ダイエット前は糖質を余分に取っている食生活をしていた場合が多いので、元の食生活に戻してしまうと、リバウンドしてしまいます。
糖質制限を解除するものの、糖質の取り過ぎには気を付ける必要があります。糖質制限は、正しい方法で行えば、遅くとも1か月程度で効果が出るダイエットなので、気軽に挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
手軽に始められる糖質制限、効果はいつから?
糖質制限の効果が出るまで
正しい糖質制限の方法
糖質制限の効果をより出すためのポイント
糖質制限でリバウンドしないためには