現代人の食事は高カロリー低タンパク質といわれています。体がだるい、爪がボロボロなどの症状はもしかしたらタンパク質不足が原因かもしれません。タンパク質不足は美容や健康を阻害する大きな要素となるので要注意です。
それではタンパク質の危険性と、タンパク質不足を補うのに役立つ 低カロリー 高タンパク質 なおすすめの食材をご紹介します。
健康維持やダイエットに役立つ低カロリー高タンパク質食材(前編)
タンパク質は体にとても重要な成分
タンパク質は、人間の体を構成するものをつくるためのとても重要な成分です。筋肉や皮膚はもちろんのこと、髪の毛や爪、骨、内臓などの主成分となるだけでなく、ホルモンや酵素など目には見えないけれど毎日を健康に過ごすために欠かせない働きも担っています。
しかし、現代人の多くの方がタンパク質不足が常態化しています。その結果、爪がもろい、髪の毛が細い、肌がボロボロなど様々なタンパク質不足を原因とするトラブルが発生しやすくなりますし、体がだるい、疲れやすい、風邪をひきやすいなど抵抗力の低下などの症状もあらわれてくるのです。
それを防ぐために取り入れたいのが高タンパク質の食材です。ただし高タンパク質のものは高脂質・高カロリーであるものも多いので、ダイエットや体重制限のある方は高タンパクでありながら低カロリー・低脂質の食材を賢く選ぶ必要があります。
低カロリー高タンパク質の食べ物
高タンパクでありながら低カロリーである食材の代表といえば肉のなかでも鶏肉です。さっぱりとした胸肉(皮なし)では100gあたりカロリーが108kcalタンパク質が22.3g、ささみだと105kcalで23・0gとなります。
皮つきとなると一気にカロリーが191kcalと跳ね上がるので、低カロリーにこだわるなら皮なしの胸肉かささみを選ぶとよいでしょう。ほかにも肉類で低カロリー高タンパクなのは豚肉のヒレで115kcal・22.8g、牛肉のヒレは133kcal・20.5gとなっています。
カロリーの低さやタンパク質の豊富さでいえば、鶏肉と豚・牛のヒレ肉ではそれほど変わりません。しかし、比較的安価で購入しやすい鶏肉のほうが毎日の食事に取り入れやすく、料理のアレンジも豊富にできるため、手軽といえるでしょう。
次に魚で低カロリー高タンパクなのは白身魚です。さらに脂質も赤身魚に比べて低いのも特長です。
具体的には、ヒラメは103kacl・20.0g、真たらは77kacl・17.6g、スケトウダラは79kacl・18.1g、マガレイは95kacl・19.6gとなっています。ただ、ヒラメやタイなどは天然ものに比べて養殖のもののほうがカロリーが高くなるので、なるべく食べるなら天然のものを選ぶようにしましょう。
一方、赤身魚の代表格であるミナミマグロも93kacl・21.6gかつ低脂質です。しかし、カツオは春は低カロリー高タンパク低脂質で理想的な食材ですが、脂ののる秋の時期のものは脂質が急に高くなるなど季節によってカロリー・脂質が変わってくるので注意です。
その他の食材で低カロリー高タンパク質なのは、「畑のお肉」と言われる大豆製品である納豆や豆腐などです。また、そらまめやえだまめも最適な食材です。
きのこ類ではエリンギが24kacl・3.6g、マイタケが16kacl・3.7gと優等生の食材です。しかし、豆類やきのこ類を100g食べるというのも大変なので、メインの肉や魚の補助的なものとしてプラスすると良いでしょう。
まとめ
健康維持やダイエットに役立つ低カロリー高タンパク質食材(前編)
タンパク質は体にとても重要な成分
低カロリー高タンパク質の食べ物