健康とは何でしょうか?人によって基準はさまざまですが、「主観」ではなく、客観的な判断要素である「数値」を知ると、どんな対策を立てるべきかの手がかりになります。
自他ともに目に見える健康を手に入れるために体組成計を活用し、日々の健康に役立ててみてください。
今回は、 タニタ の 体組成計 を使った健康管理についてご説明いたします。
タニタ体組成計を使った健康管理
体組成計とは
体組成計とは体脂肪率に加え、内臓脂肪レベル・基礎代謝量・体水分率・推定骨量・BMI(ボディマスインデックス)・体内年齢など、自分のからだの状況を知るために必要な項目を簡単に計ることのできるものです。
体組成計は、会社によって測定の方法が異なっているものもありますが、タニタの体組成計は「生体電気インピーダンス法」というものを用いています。そのため、「体組成計」と呼ばれるものでも違った会社のものであれば測定の数値が異なることがあります。
また、食後・入浴後などは数値の変化が激しく正しい数値が出ないことがあるため、同じ条件になるよう決まった時間に測定することが望ましいです。
何がわかるのか
体組成計でわかる項目はいくつかありますが、実際にその項目とその数値がどんなことに関連しているのかを大まかにみていきます。
まず一つ目は、生活習慣病のリスクです。生活習慣病とは、日々の生活の習慣(喫煙、ストレス、運動不足、栄養の偏り)が原因である、高血圧症・脂質異常症・糖尿病・肥満などのことです。
本人の自覚症状がなく進んでいるものも多いため、気づいたときには対応が難しいところまで進んでいることも少なくありません。
また、近年耳にすることも多い「メタボリックシンドローム」(内臓脂肪症候群)。体脂肪のうち、内臓の周囲についた脂肪である内臓脂肪が大量になることで引き起こされる、生活習慣病が重なって起こっている状態を指します。
これらの症状が進むと、動脈硬化が進行し心筋梗塞や脳梗塞になる恐れが出てきます。この2つは、ガンに次ぐ日本人の死因(心疾患、脳血管疾患)のうちの一つとなっています。
これらの発見に役立つのが、体組成計で計ることのできる「体脂肪率」、「内臓脂肪レベル」の項目です。
「体脂肪率」は、体重のうち脂肪が占める割合をパーセンテージで表したものです。脂肪は筋肉よりも軽いため、単純に体重が軽くても体脂肪率が多ければ基準値以上だと、生活習慣病を引き起こすおそれがあります。
そして二つめは、ダイエットや筋肉量を増やして体を引き締めたいという方への活用法です。これには、「筋肉量」、「基礎代謝」の数値を参考にします。
「筋肉量」は、腕や脚などの筋肉だけでなく内蔵や血管の筋肉(平滑筋)も含んだものです。筋肉の量が減ると代謝も落ちてしまいますので、ある程度の筋肉量を維持することが大切になります。
筋肉量を増やしたいのに、有酸素運動ばかりをしていないか、エクササイズをはじめて3ヶ月近く立つのに筋肉量に変化がないなど、運動が適切に行われているのか、目標に適った運動処方かを推し量る材料になります。
併せて、「基礎代謝」の数値も重要です。基礎代謝とは、生命活動を維持するために必要なエネルギーのことで、全体の代謝の7割を占めています。そのため、基礎代謝が高ければ高いほど太りにくい体といえます。基礎代謝は筋肉量の多いひとほど高くなります。
体組成計の種類
タニタの体組成計では、単に数値だけでなくその数値がどんな状態を表すかをレベルであらわし、そのレベルにあったアドバイスを知ることができます。価格は5,000円代のシンプルなものから、身につけることで運動量などが計れる活動量計付きのものまで、さまざまなものがあります。
また通信機能付きの体組成計もあり、対応しているスマートフォンやパソコンにグラフ化したデータを送ることで、日常的にチェックすることができ日々の体調管理に役立てることができます。
自分に合ったものを選び、どんな対処が必要なのか、しっかり効果が出ているのかを継続的に測定し、効果的な健康管理に役立てて行ってください。
まとめ
タニタ体組成計を使った健康管理
体組成計とは
どんなことがわかるのか
体組成計の種類