肌の保湿はもちろんですが、乾燥によるウイルスの増加や花粉などの飛散拡大など、加湿することによって防げることはたくさんあります。
加湿器 の機能を使うことによって、簡単に アロマ の癒し効果を得られるだけでなく、さらに香りの効能をプラスすることで、より過ごしやすい空間をつくることが可能なのです。
加湿器を利用する時期だからこそ活用したいアロマの力
アロマを楽しめる加湿器の種類
ここ数年で加湿器も種類や価格帯が幅広く選択肢も増え、ライフスタイルに合わせて一人1台、部屋やデスクなど加湿器が手放せない方も増えたのではないでしょうか。
アロマディフューザーを別に用意しなくとも、加湿器にお好みのアロマオイルを垂らすだけで、簡単にお部屋でアロマを楽しめる機能が付いたものもたくさん販売されています。
アロマ機能付きの加湿器にもいくつか種類があり、ディフューザーと混同しやすいので、アロマと加湿のどちらをメインで使いたいかによって選ぶ機種も変わってきます。
超音波式やハイブリット式などがありますが、安価な超音波式には加湿効果がサブ的になるものも多いので、加湿器として購入する場合は注意が必要です。きちんと使用適用畳数の表示があるものが安心です。
今使ってほしいアロマ
アロマといっても効果・効能は香りによってさまざまです。気持ちを鎮静させるリラックス効果や、逆に高揚させる香りもあります。それも人によって同じ香りが逆に作用する場合があります。
たとえば自分がとてもリラックスできるフローラルな香りが、使う人が変わると不快な香りになることがあるのは誰もが経験したことがあると思います。ですので、アロマオイルに記載がある作用や効能などにとらわれず、普段から気に入った香りをチョイスすることが大事です。
香りの感じ方や作用は人それぞれとお伝えしましたが、植物の持つ香りの効能を上手に利用するならば、今の時期のおすすめは、まだまだ流行しているインフルエンザや風邪対策として、「殺菌作用」、「抗菌作用」、「抗ウイルス作用」のあるアロマオイルを選ぶことで、身近な空間の予防や空気感染などの対策をすることができます。
この作用をもつ香りは、「ラベンダー」、「ティートリー」、「ユーカリ」、「ペパーミント」、「フランキンセンス」、「サンダルウッド」などです。中でも「ペパーミント」や「ユーカリ」などは、鼻の粘膜の腫れを鎮め、鼻の通りを軽くしてくれる作用もあります。呼吸器系や粘膜の不調やトラブルにも作用してくれるので、これからの時期、花粉症がつらい方などにもチョイスしてほしいアロマオイルです。
ブレンドすることでアロマの効果は倍増
加湿器でのアロマは持続性という意味ではあまり香りは長続きは期待できませんが、いくつかの香りをブレンドすることで、香りが複雑になり長く楽しめることができます。
香りによっては最初に香る「トップノート」・「その次に香るミドルノート」・最後にゆっくり香る「ベースノート」と3種類に分かれており、香りの成分の重さで変わってきます。ペパーミントや柑橘系の香りなどはトップノート、サンダルウッドなどはベースノートです。
香りはブレンドすることで作用が打ち消しあうことはなく、相乗効果になるのでぜひ香りのブレンドを試していただきたいです。
注意したい点
嗅覚とは、人間の五感の中でも本能の部分で感じる感覚なので、同じ香りでも強くはっきり香るというより、そこはなんとなくかすかに香るくらいの香りのほうが作用が強く働く場合があります。
特に加湿器のアロマ機能といっても、直接垂らすタイプやカートリッジにたらして使用するタイプでも香りの持続性はアロマディフューザーに比べると大分短いでしょう。
ですが、継ぎ足し継ぎ足しをするのではなく、アロマオイルの様々な作用を期待するのであれば、ふわっと感じる程度の弱い香り程度で十分であるというのを覚えておくとよいでしょう。
加えてお子様のいる家庭での使用も注意が必要です。乳幼児(特に1歳未満)がいるご家庭では、芳香浴だけでもアロマオイルの使用は禁止されています。嗅覚が特に敏感なので、1歳から3歳の幼児にも成人が使う量よりごく少量で、使える種類も限られています。
妊娠中や授乳中の女性も「女性ホルモンの分泌に影響がある作用」、「月経を促す作用」(通経作用)、「母乳の出を抑える作用」などの香りがあるので、妊娠中に使えるアロマについては諸説ありますが、リスクを最大限なくすためにも特に妊娠初期などデリケートな時期などは使用は避けるべきか専門家に相談すると安心です。
まとめ
加湿器を利用する時期だからこそ活用したいアロマの力
アロマを楽しめる加湿器の種類
今使ってほしいアロマ
ブレンドすることでアロマの効果は倍増
注意すべき点