カリウムが入った飲み物が注目を集めています。 カリウム は多くの食品に含まれている身近な栄養素なので、 飲み物 から摂取することも可能です。
カリウムの役割、カリウムを多く含むゴーヤ茶の作り方、効果的な摂取方法、摂取を制限しなければならない場合についてまとめてみました。
カリウムの入った飲み物を美味しく飲むために(前編)
カリウムはどんな働きを持っているのか
カリウムはわたしたちの体内でナトリウム(塩分)とバランスをとりながら血圧を調整したり、細胞を正常な状態に保つ役割を担っています。最近の研究では、カリウムに、血圧降下、骨密度の増加、脳卒中の予防などの効果があることもわかってきました。
一日に必要なカリウムの摂取量は成人男子で2,500mg、成人女子は2,000mgとされています。一般的な食事をきちんと摂取していれば、この分量はだいたいまかなえるといわれています。
しかし、偏った食事や、加工食品が多い人、野菜不足の人などは摂取量が足りなくなる場合があります。
また、カリウムには血液に含まれている塩分を尿とともに排泄する働きがあります。塩分摂取が多すぎる人は、塩分の排泄とともにカリウムも排泄されるために、カリウムが不足してしまう可能性があります。
カリウム不足と過剰摂取
汗をかいてカリウムが体内から過剰に失われてしまうと低カリウム欠症になる可能性があります。これは夏バテの原因とされています。また、利尿剤を長期にわたって飲み続けているとカリウムが失われ、食欲不振や倦怠感に見まわれることがあります。
反対に、カリウムを過剰摂取した場合は、腎臓から排泄されます。しかし腎臓機能が弱っていると上手く排泄できなくなって、高カリウム症にいたる場合があります。
高カリウム症になると不整脈が発生したり、場合によっては心停止にいたることもあります。このため、腎臓が弱い人は、カリウムの摂取に慎重な注意が必要になります。
飲み物からカリウムを摂取する
カリウム不足を補うために飲み物からカリウムを摂取したい場合、おすすめはトマトジュースです。無塩タイプのトマトジュースを選びましょう。トマトジュースは苦手という人は、玉露(日本茶)、抹茶、ジンジャーティー、ゴーヤ茶、ココナツウォーターなどもカリウム補給に効果的です。
ココナツウォーターは低カロリーですし、甘味料が使われていないのでダイエットにも適しています。果物にはカリウムが含まれているので、果物ジュースもカリウムを摂取する一つの方法ではありますが、果物には糖分も多いため、ダイエット中の方は要注意です。
お酒の中でカリウムが多いのは赤ワインです。豆乳関係の飲み物の中では無調整豆乳にカリウムが多く含まれています。
まとめ
カリウムの入った飲み物を美味しく飲むために(前編)
カリウムはどんな働きを持っているのか
カリウム不足と過剰摂取
飲み物からカリウムを摂取する