体のだるさの原因には、休養していれば治るものから病気があります。運動の翌日の体のだるさは休養していたら治ります。自律神経の乱れも原因となりますが、原因を取り除けば徐々に治ります。病気や薬の副作用がだるさの原因になることがあります。この場合には治療が必要になります。
今回は 体のだるさ の 原因 をご照会します。
体のだるさの抜けない、その原因を考えてみましょう。(前編)
運動
体の動かしすぎによってだるくなるのは体が悲鳴を上げている状態です。100メートル走などで呼吸を止めて筋肉を動かすと乳酸が筋肉にたまり、徐々に筋肉が動かなくなります。これも筋肉が壊れるのを防ぐための防御機構です。
その乳酸を筋肉から取り除くためには、酸素を原料としてさまざまな体の反応が発生します。そのため運動後には酸素が普段よりも必要になることから体のだるさがでます。運動後のだるさは体を回復することが原因ですので、病気とは関係ありません。
ただし、過剰な運動を連日行い、体の回復機能が追いつかなくなると、体のだるさが抜けなくなり病気を招きやすくなります。
自律神経の乱れ
自律神経とは無意識の行動を支配している神経系です。交感神経系と副交感神経があります。交感神経系は体を積極的に動かす神経系、副交感神経系は体を休めるために働く神経系です。
人間の体温は病気がない限り一定に保たれています。暑ければ汗をだして蒸発熱により(水が蒸発するときに周りの温度を冷やす効果)体を冷やします。寒ければ白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に変化させ、脂肪を燃やすことにより熱を発生します。しかし、これは一時的な対処法です。
人間の体温を一定に保つためにはもう一つ年内リズムというホルモンバランスが働いています。しかしその季節変化のホルモンバランスの変化には時間がかかります。
つまり季節の変わり目にはホルモンバランスの変化がついていけない場合があります。これが季節の変わり目に体が疲れやすくなる原因です。
また、夏や冬に体か対応しているにもかかわらず、冷房や暖房によって周りの温度との調和が乱れてしまうことがあります。
特に冷房で室内が冷えてしまうと、体のホルモンバランスは夏の体制になっているのに、春や秋の温度状態になってしまいます。これが冷房病による体のだるさの原因です。
まとめ
体のだるさの抜けないときは、その原因を考えてみましょう。(前編)
運動
自律神経の乱れ