日本人の食生活は古くから塩や醤油、味噌などが中心で塩分が多く含まれています。世界から見ても日本人は塩分取りすぎといわれており、塩分の取りすぎは高血圧をはじめとする生活習慣病の原因といわれています。
日本人は、意識していないと塩分を取りすぎてしまうため、日常の食事で 塩分計算 をすることが大切です。
塩分計算で健康を手に入れる
塩分摂取量
厚生労働省が定めている「日本人の食事摂取基準」によると一日あたりの塩分摂取量の目標は成人男性が9g未満、女性が7.5g未満、高血圧で治療している人は一日6g未満とされています。国民健康、栄養調査では約70%の人が目標よりも多く塩分を撮っていることがわかっています。
その理由は日本食に塩分が多く使われているからです。一人前で寿司が約3.7g、かけうどんが5.6g、おでんが3.8gと日本食は一食で相当量の塩分を摂取してしまいます。それに加えて塩分を含むお菓子などを食べていれば目標はすぐに超えてしまいます。
しかも日本人は味噌汁を毎日飲む習慣があり、味噌汁には一杯当たり約3gの塩分が含まれていますが、それを知らずに飲んでいることが多いです。つまり塩分を取りすぎているという自覚はなく、過剰摂取しています。これにより高血圧の方が増えています。
そのため近年では減塩食品が注目されて数多く販売されています。減塩味噌、醤油など日常生活で良く使うもので塩分を控えたものがあります。
塩分計算
最近では食品パッケージの裏に栄養成分の表示が義務付けられていて、ナトリウム量や食塩量が記載されています。ナトリウムというのは食塩に含まれている一部の成分なのでナトリウムの量が食塩量というわけではありません。
ナトリウム量から食塩量を出す計算式が存在します。ナトリウム量(mg)×2.54×1000=食塩量(g)このような計算式があり、パッケージにナトリウム量しか記載されていないものでも食塩量を調べることができます。食品塩量を調べて目標を超えないようにすることが大切です。
そして、塩分を多く含む食品を理解しておくことも必要です。例えば、塩鮭一切れ2.1g、たらこ一腹2.3g、梅干し一個2.9g、即席ラーメン一人前5g、ざるそば4g、天丼4gなど食品を食べる前にある程度の塩分を計算することで目標を意識することができます。
目標を大幅に超えるような過剰摂取にはならないでしょう。
生活習慣病
塩分の過剰摂取量は生活習慣病の原因となります。特に高血圧になりやすく、放っておくと動脈硬化から脳卒中を起こす可能性もあります。生活習慣病の原因は運動不足や喫煙習慣も影響しますが、塩分を控えた食生活も非常に重要になります。
また、お酒をよく飲む人は自然と塩分の多いものを身体が欲してくるため、塩分の過剰摂取量から高血圧になりやすいといわれています。
健康でいるために
将来、健康で生活するには減塩を心がけた食生活を実践することが大切です。
日本人の食生活は塩分の過剰摂取になりがちですので、食塩量の一日の目標を認識して、塩分計算によって過剰摂取量になっていないかを理解しておくことで高血圧にはなりづらく、生活習慣病にかかるリスクを下げてくれるでしょう。
また、減塩の食生活と塩分計算は若いうちから始めるべきです。若い頃は多少塩分を取りすぎてもさほど健康への影響はありませんが、若い頃の積み重ねが将来の高血圧へと繋がります。
そして年を重ねてから食生活を変えるのは、何十年も続けてきた食生活を変えのるのでとてもストレスがかかります。若いうちから減塩の食生活と塩分計算を当たり前にするのが良いでしょう。減塩の食生活と塩分計算で将来の健康な身体を手に入れましょう。
まとめ
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塩分計算
生活習慣病
健康でいるために