たかが便秘、されど便秘です。実は便秘が原因でお亡くなりになられた方が実際にいらっしゃいます。食生活の変化や、日頃のちょっとしたことで便秘になってしまう方が増加している現代において、便秘の早期解消はとても大切なことです。
便秘 原因の 死亡 例と解消法をご紹介いたします。
便秘が原因で死亡?!早めの解消を!
便秘が原因で死亡するとは?
便秘が原因でお亡くなりになられた方の症例で有名なものは「心臓麻痺」と「腸閉塞」です。
便秘で大腸が膨れ、その他臓器も膨張した結果、胸部圧迫となり心臓麻痺を起こしたとされています。これはイギリスの女の子の症例です。
彼女の場合は自閉症で「トイレが怖い」という認識があったことも、便秘の要因でした。しかしトイレが怖いということを抜きにしても、便により他臓器が圧迫されることは起こりますので、誰もが危機意識を持つことになった悲しい症例です。
「腸閉塞」による死亡は日本の症例で、男女ともいらっしゃいます。便秘で大腸に便が大量に溜まり、腸が膨れお腹に異常な張りが出ます。
強い腹痛が起こって、少し時間が経つと痛みが和らぐ、そしてまた痛むといった繰り返しの「せんつう発作」が症状でみられます。
嘔吐も伴い、最初は胃液などを吐くのですが、ひどいと腸から逆流したものを吐くようになります。とても苦しい状態が続くとされています。亡くなられた方は6kg以上の便が溜まっていたとのことです。
日本人は便秘になりやすい!
では、なぜこのような恐ろしい事態を招く便秘になるのでしょうか。調べてみると、日本人は欧米諸国よりも便秘になりやすい体質にあると言われています。
その理由の一つ目に体内の状態が違います、それは腸の長さです。日本人(アジア系民族)の腸は欧米諸国の平均より長いとされています。そのため、便の滞る確率が高まるのです。
また、日本人が常用している水は軟水です。軟水はヨーロッパの硬水と違い、ミネラル分があまり溶け込んでいません。つまり、日本人は水でのミネラル補給不足となっているのです。
さらに、日本人はストレスを溜めやすい方が多いです。もともと細かい作業を得意としてきた日本人特有さが代々引き継がれ、今は神経質になってしまったと考えられます。ストレスが原因で便秘になることも珍しくありません。
便秘解消法その1・食事改善
まずは、普段の食生活を改めて確認します。食物繊維が少ない食生活ですと、腸内に食べたものが取り残されます。すでに便秘の方も、便秘になりがちだという方も、食物繊維を多く摂っていただくといいと思います。
きのこ類や海藻類は食物繊維を多く含み、かつそのもののカロリーが低いので、これらを使用して油を控えた料理で召し上がることをおすすめいたします。
バナナも便秘に良いと有名ですが、高カロリーなので3食バナナだけに絞るような食生活などはさけて欲しいです。もしバナナを定期的に摂るのであれば、朝食時ヨーグルトに刻んだバナナを入れて食べるなどをすることがが身体に負担もかかりませんし、良い方法かと思われます。
乳酸菌たっぷりのヨーグルトは腸の働きも助けてくれますので効果的です。日本は軟水とお伝えしましたが、硬水を意識して飲むことも効果的です。
便秘解消法その2・運動をしましょう
身体を動かすことで、腸が刺激されます。しかし、忙しい毎日で「運動をする時間がない」とおっしゃる方も多いです。ジョギングをする、水泳をする、球技をするなどの運動でなくとも、ちょっとしたストレッチだけから初めてみることをおすすめします。
準備運動のように身体を左右にひねることでも、腸は刺激を受けています。腸の活動を促すために、体をひねることからはじめ、余裕が出てきたらストレッチの内容の幅を広げてみるとより効果が実感できると思います。
また、便意をもよおした時にしっかり便を出せるように、腹筋に力を入れられるようにしておきましょう。腹筋力がないために、便を排出しにくい方もいらっしゃいます。そういった方には筋トレ(特に腹筋)をおすすめします。
便秘解消法その3・ストレスをなくす
ストレスが溜まると便も溜まりやすくなります。それは自律神経の乱れからによるものです。自分がリラックスできる方法をとって、自律神経の乱れを改善しましょう。乱れを解消できれば、自然と便がでやすくなるはずです。
ストレスをなくす簡単な方法は、「深呼吸」「好きな音楽を聴く」「アロマを嗅ぐ」などさまざまです。自分にあった方法をとってみると良い効果を得られます。
便秘にならない状況作りや、もしも便秘になった時には放っておかずに早めに対処することをおすすめします。
まとめ
便秘が原因で死亡?!早めの解消を!
便秘が原因で死亡するとは?
日本人は便秘になりやすい!
便秘解消法その1・食事改善
便秘解消法その2・運動をしましょう
便秘解消法その3・ストレスをなくす