「外部から侵入してくる異物をやっつける仕組みが免疫です(前編)」では、免疫の種類や白血球の役割についてご説明いたしました。後編では、 免疫 の仕組みについてご説明いたします。免疫機能はどのようにして作られ、またどのようにして自己と非自己を認識するのでしょうか。
外部から侵入してくる異物をやっつける仕組みが免疫です(前編)
免疫 (Immunity)とは「疫」から免除される仕組みという経験則から始まっています。「疫」とは感染症のことです。時代劇で「疫病」という言葉を耳にしたことがあると思います。「疫病」とは「はやり病」(流行病)のことです。
現在の解釈では免疫とは自己と非自己を認識する機能や仕組みを指すとなっています。排除すべきものを「非自己」、守るべきものを「自己」と呼びます。