「副作用」と聞くと薬をイメージするのではないでしょうか。薬は病気を治したり、症状を和らげたりする一方で副作用を起こすことがあります。
薬と副作用は切り離せない関係にありますが、実は副作用は薬だけではなく、サプリメントにもあるのです。 サプリメント による 副作用 も気をつけなければなりません。
意外に知られていないサプリメントの副作用
サプリメントの効果
近年は健康や美容のためにサプリメントを飲む方が増えました。高血圧、貧血、疲労回復、眼精疲労、美肌、アンチエイジング、ダイエットなどの効能があるサプリメントが次々と販売されています。
代表的なのはマルチビタミンとミネラル、アミノ酸、DHA、アスタキサンチン、鉄分、ブルーベリー、ビタミンB群などな薬局などで販売されていて、日頃の食事で補えない栄養をサプリメントで補うというのが基本的な考え方です。
食品からさまざまな種類の栄養素を摂るのは難しいのですが、必要な栄養素だけを摂ることができるというところにサプリメントの人気があります。
サプリメントの副作用
サプリメントは薬などの医薬品とは区別されています。健康補助食品や栄養補助食品に分類され、食事で摂れない栄養素を補うということで、一般的には副作用はないと思われがちですが、実はサプリメントにも副作用は存在します。
過剰摂取による栄養の偏りや医薬品との飲み合わせによる副作用です。サプリメントは薬とは違うから副作用は気にしなくても平気だと思っている方は気をつけなければなりません。知識がないことで、身体に良いと思って飲んでいたはずが、身体に害を及ぼすことになります。
過剰摂取
サプリメントなどの栄養素は適量を継続して摂取することで身体に良い効果を与えますので、短期間に過剰摂取すると逆効果で悪影響を及ぼします。過剰摂取による副作用が起きる栄養素はビタミンA、B6、D、E、ナイアシン、葉酸、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などがあります。
ビタミンAは肝臓に溜まりやすく、めまいや激しい頭痛、吐き気、ビタミンB6は知覚障害や末梢神経の障害、腎臓の結石、ビタミンDは腎臓障害が起きて尿毒症、ビタミンEは胃の消化不良などがあります。
ビタミンB群であるナイアシンは筋肉の血管が広がり、頭痛、下痢、吐き気、同じくビタミンB群の葉酸はじんましんや発熱、かゆみがあります。
ミネラルの中ではカルシウムは腎臓結石、動脈が石灰化で高血圧、マグネシウムは筋肉の低下や心臓発作、眠気、嘔吐、下痢、亜鉛は銅欠乏症、頭痛や発熱、下痢、嘔吐があります。
医薬品との飲み合わせ
サプリメントと医薬品の飲み合わせは危険な作用を及ぼすことがあります。サプリメントの成分によっては薬の効果を打ち消したり強めたりすることがあります。効果が強すぎることで頭痛や吐き気、めまい、激しい嘔吐、下痢などを引き起こします。
打ち消されてしまうと薬を飲んでも効き目がないため、意味がありません。特に処方されている薬を服用している方は気をつけなければなりません。処方された薬がある方はサプリメントを飲む前に医師に確認する必要があります。
量と飲み方に気をつける
サプリメントの副作用を紹介しましたが、あくまでも副作用が発生するのは正しい飲み方をしていない時です。正しい量と飲み方を守っていれば身体に良い影響を与えることは間違いありません。
健康補助食品や栄養補助食品として食品では摂れない栄養を補うことができるので、とても良いものです。サプリメントを継続して飲む時には量と飲み方には気をつけて、副作用も存在するという認識は持っておくべきでしょう。認識を持っていればサプリメントによる副作用は防ぐことができます。
まとめ
意外に知られていないサプリメントの副作用
サプリメントの効果
サプリメントの副作用
過剰摂取
医薬品との飲み合わせ
量と飲み方に気をつける