乳酸菌と聞くとヨーグルトをイメージするのではないでしょうか。ヨーグルトなどに含まれている乳酸菌は人間にとって良い影響を与える細菌で、特に腸内ではさまざまな効果を発揮します。人間が腸内環境を整えることは健康において重要であります。
乳酸菌 の種類やはたらき、与える 効果 を紹介します。
乳酸菌の効果を侮れない
乳酸菌とは
乳酸菌とはブドウ糖を分解して多くの乳酸をつくる細菌の総称です。人間の体内には約100種類、約1,000兆個の細菌が存在していますが、乳酸菌はそのうちの約40種類でその中で善玉菌と悪玉菌に分けられます。
腸のはたらきを助けて身体に良い影響を与える善玉菌と有害物質を発生させて善玉菌のはたらきを抑制する悪玉菌があります。乳酸菌は善玉菌の一種で善玉菌を増やして身体に良い影響を与えます。
体内でどうはたらくのか
乳酸菌には約40種類ありますが、一般的で有名なものを紹介します。ビフィズス菌、ヤクルト菌、R-1乳酸菌、LG21乳酸菌、クレモリス菌です。
乳酸菌はオリゴ糖を分解して乳酸をつくるはたらきをしますが、乳酸菌の種類よって独自のはたらきもあります。まず、ビフィズス菌は乳酸と一緒に酢酸も作り出します。酢酸によって腸内が酸性になり、善玉菌が作られやすい環境になります。
ヤクルト菌は正式にはラクトバチルスカゼイシロタ株でヤクルトの商品に含まれている乳酸菌です。胃酸や胆汁に負けずに増殖を繰り返して生きたまま腸へ届くことで善玉菌を増やすことに高い効果が期待できます。
Rー1乳酸菌やLG21乳酸菌は近年注目されるようになった乳酸菌でRー1乳酸菌はウィルス感染予防に効果があるナチュラルキラー細胞を増強させて免疫力を上げ、LG21乳酸菌はピロリ菌を抑制するはたらきがあり、胃に居続ける乳酸菌です。
クレモリス菌は生きて腸まで届くといわれている乳酸菌です。このように乳酸菌は種類によって独自のはたらきや特徴があります。
得られる効果
各種類の乳酸菌のはたらきを紹介しましたが、ここからは身体に与える良い効果を紹介していきます。乳酸菌による効果は主に以下のものがあります。整腸作用、免疫力の向上、アレルギー症状の改善、肌荒れ改善です。
ビフィズス菌は乳酸と一緒に酢酸も作り出して腸内を酸性にして善玉菌を多くするはたらきがあるので、便通が良くなり整腸効果があります。胃腸薬や整腸剤に含まれていることがあるので、高い整腸効果が期待できます。
また、ヤクルト菌も高い整腸効果が期待できます。胃酸や胆汁にも死滅することなく、増殖を繰り返し腸のぜん動運動を高めて便秘改善や悪玉菌の増殖を抑制して腸内の腐敗物を減らす効果があります。
Rー1乳酸菌は身体の免疫力を上げる効果があり、ウィルス感染の予防に繋がるといわれていて、風邪やインフルエンザの予防に効果的です。LG21乳酸菌は胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんの原因になりやすいピロリ菌を抑制する効果があり、胃の疾患から守ってくれます。
クレモリス菌は生きて腸まで届き、アトピー性皮膚炎の改善、肌荒れ改善に効果が期待できます。
健康は腸内から
乳酸菌について紹介しめきましたが、人間の健康において腸内環境は大きく影響していて、乳酸菌で腸内環境を整えることが健康に繋がります。
乳酸菌にはさまざまな種類があり、善玉菌と悪玉菌のバランスを整えるだけではなく、各種類で独自の効果がありますので、自分が得たい効果から乳酸菌を選ぶのが良いでしょう。
ビフィズス菌、ヤクルト菌、R-1乳酸菌、LG21乳酸菌、クレモリス菌は一般的で効果も期待できますので覚えおくべきでしょう。
乳酸菌は目には見えない小さな細菌ですが、その効果は侮れません。積極的に乳酸菌を摂ることをお勧めします。小さな乳酸菌があなたの身体を守ってくれるでしょう。
まとめ
乳酸菌の効果を侮れない
乳酸菌とは
体内でどうはたらくのか
得られる効果
健康は腸内から