内臓脂肪 を減らしたい人は、食事や運動などに気を配りますが、それ以外にもチャレンジしようか迷ってしまうのが 薬 の服用です。ドラッグストアなどで手軽に購入できるものも多くありますが、はたして効果はあるのか、危険性は無いのか、内臓脂肪に効果のある薬を紹介します。
メタボに朗報!?内臓脂肪に効く薬のイロハ。
内服薬
内臓脂肪を減らすために、医師が処方する内服薬があります。本格的な減量が必要な肥満患者や、コレステロール値の高い人などに対する処置なので効果が高い反面、副作用も強いので注意が必要です。
厚生労働省が認可した食欲を抑える薬にサノレックスがあります。食欲を強制的に抑えることで食事量と摂取カロリーを制限する薬で、脂肪の蓄積を防止します。ダイエット効果が高く人気ですが、用法用量を守らないと拒食症などのおそろしい弊害を引き起こす場合もあります。
サノレックスの副作用には吐き気や頭痛、不眠などがあります。万一症状が現れたら、服用を中止して医師に相談してください。
余分な脂肪を吸収しないように抑えてくれる薬がゼニカルです。食事制限をしなくても無理なく内臓脂肪を減らすことができます。コレステロール値を下げることから、高血圧や糖尿病にも予防効果があります。
ゼニカルの服用を続けるとビタミン不足を引き起こすことがあるので、ビタミン剤を一緒に処方されますが、食生活にも気を配ってください。もしも下痢が続く場合は体質に合わないので服用を中止してください。
他にも、付いてしまった内臓脂肪だけでなく皮下脂肪まで減らせる薬や、肥満の原因となる悪玉菌の増殖を抑制する内服薬もあります。しかし、これらは必ず医師の診察と処方必要なので、かかりつけ医や内科医と相談の上で、おくすり手帳を持ってでかけてください。
サプリメント
内臓脂肪のために病院に行くのははばかられるという人も多いですが、放っておくといずれ深刻な病気に結びつくこともあるので、生活習慣から見直して改善することがのぞまれます。内臓脂肪の改善中だという意識を維持する意味でもサプリメントは効果的です。
内臓脂肪サプリメントは、栄養価の偏りや運動不足からついてしまった脂肪を健康的に落としていく上で肉体をサポートしてくれる健康補助食品です。処方薬ほどの効果はありませんが、副作用がないことは魅力です。
市販品を手軽に買えるだけでなく、他の栄養素も複合的に摂れる商品が多い点も支持される理由です。
内臓脂肪を減らすために飲まれる代表的なサプリメントといえばDHAやEPAです。どちらも青魚に含まれている成分で、内臓脂肪を体内から排出する働きや血液サラサラ効果が高く、魚を頻繁に食べない人や、魚が苦手な人には特にオススメです。
また、母乳や牛乳に含まれている成分であるラクトフェリンを含有するサプリメントも人気です。ラクトフェリンは脂肪の分解を助ける効果がありますが、熱や胃酸に弱く腸まで届けるのが難しいため、サプリメントで摂取するのが理想的だとされています。
ただし、乳製品にアレルギーを持っている人は控えるようにしてください。
漢方薬
おだやかな効き目が人気の漢方薬にも、内臓脂肪の撃退に効果のある薬があります。もっとも代表的なのが防風通聖散です。防風通聖散は基礎代謝をあげる働きがあり、消費されないエネルギーが脂肪として溜まることをふせぎ、燃焼を助けます。
また、便秘やむくみの解消も期待されます。
人によっては食欲不振や発熱などの副作用を感じる場合もあります。体調が悪いと感じたら飲むのをやめてください。
血行をよくし、代謝をあげることで内臓脂肪を減らす漢方薬には他にも九味半夏湯加減方があります。胃腸の調子もよくしてくれるので、食べすぎてしまいがちな人にオススメです。まれに食欲不振や下痢、頭痛といった症状が出ることがあるので、該当する場合は無理に服用を続けないでください。
これらの漢方薬は、妊娠中や授乳中の方、虚弱体質や下痢をしやすい人にはむきません。漢方薬には市販されているものも多くありますが、できる限り専門医や薬剤師の指示をあおぎ、体質や体調に合わせて調合してもらうことが理想的です。
まとめ
メタボに朗報!?内臓脂肪に効く薬のイロハ。
内服薬
サプリメント
漢方薬