「免疫力を高めるために私たちが知っておくべきこと(前編)」では、免疫力とはどのようなシステムなのかご説明いたしました。後編では、 免疫力を高める ために効果的な方法をいくつかご紹介いたします。
特に、笑うということは免疫力向上には効果的な方法です。
免疫力を高めるために私たちが知っておくべきこと(後編)
食事を楽しみながら免疫力アップ
適正なカロリー摂取、栄養バランスなどを考えた食事は免疫力を高めますが、食品添加物や化学調味料などの科学的な添加物は免疫得力を下げると言われています。
食物繊維が豊富な食材や発酵食品で腸を活性化させたり、免疫力を高める作用のあるハーブティーを取り入れたりするのも効果的です。
体温を1℃上げる効果
冷えはさまざまな病気を誘発すると言われますが、それは身体の冷えによる免疫力の低下が原因です。体温が1℃上がることで、血液がスムーズに流れるようになり、免疫力は5~6倍になるとも言われます。
逆に体温が1℃下がると免疫力は30%ほど下がるそうです。毎日シャワーだけで済ませている人は、湯船にゆっくりと浸かってみてください。
暑い季節でも靴下は必ずはくことや、料理に生姜を使うことなど、身体の内外からのアプローチをすることで免疫力を高められます。
過度なストレスは免疫力低下の原因に
心地良いストレスなら良いですが、心身を緊張させるようなストレスは免疫力低下を引き起こす原因でもあります。そのため、急に無理な運動を取り入れたり、過度の飲酒をするということはやめた方が良さそうです。その他にも喫煙には気をつけましょう。
心や身体に快い刺激を与えるような適度な運動を心がけてください。
笑うことで身体にも生活にも潤いを
とても簡単なことですが、笑うことで免疫力を高めることができます。笑うことでストレスによって分泌されるホルモンを抑え、代わりに免疫機能を活性化させるホルモンが分泌されます。
その効果は作り笑いでも有効と証明されているそうですが、お腹を抱えて笑うほど楽しいことがあったら、その方がより効果を実感できそうです。
笑うことで癌を抑制することができる、という話を聞いたこともありますが、免疫力を高めることでさまざまな病気に打ち勝つことができるとしたら、意識して取り入れてみる価値はありそうです。女性が男性よりも寿命が長いことも、笑うことに関係しているというデータもあるそうです。
生まれたばかりの赤ちゃんの顔が笑っているようにみえる時があります。それは楽しいから笑っているわけではなく、生理的微笑とか新生児微笑とも言われています。なぜそのような現象が起きるかというと、赤ちゃんは自分を守ってくれる人に「可愛い」と思われるためなのだそうです。
まだおしゃべりもできず、自分で動くこともできない赤ちゃんの本能からおこる現象。つまり「笑う」ということは、人間が生まれながらに持っている自己防衛の1つの術なのかもしれません。それは免疫力を高めて自分を守るということにつながっているのではないでしょうか。
まとめ
免疫力を高めるために私たちが知っておくべきこと(後編)
食事を楽しみながら免疫力アップ
体温を1℃上げる効果
過度なストレスは免疫力低下の原因に
笑うことで身体にも生活にも潤いを