朝起きたときに体がだるい、昨日の疲れが取れていない、やる気が起きない、疲労が溜まっていると自分自身で体の変化に気づくことがあると思います。疲れが溜まっているときは食生活を整えて、栄養のある食事に変えると疲労回復が早くなります。
日頃から疲れが取れづらいかたは 疲労回復 しやすい 食事 を参考にして下さい。
疲れが取れないあなたは食事を変えて疲労回復
疲れが取れない原因
疲れが溜まって取れない原因は過度なストレス、運動不足、食生活の乱れが考えられます。
長時間労働や人間関係によるストレス、休みの日は疲れて一日中寝ている、暴飲暴食では一向に疲労回復するはずがありません。疲労には一時的疲労と慢性疲労と2種類あり、一時的疲労は睡眠や休息で回復しますが、慢性疲労は回復しづらく、疲れが残りやすくなります。
慢性疲労は自律神経が乱れて、体内の免疫、代謝の機能が落ちている状態です。そのため、しっかり寝ているのに身体の疲れは取れないということになります。
栄養素
慢性疲労から回復するには、体内の機能を正常に働かせる必要があります。正常にするにはビタミン、ミネラルの補給が重要です。ビタミンやミネラルには栄養を体内で代謝させる働きがあるため、体内に栄養がいき渡り、体内の機能が正常化していくのです。
正常化することで徐々に疲れが取れやすい身体になります。疲労回復を促す主な栄養素には以下のものがあります。ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、クエン酸、オルニチン、タウリン、鉄分、イミダゾールジペプチド。
ビタミンB群は三大栄養素である糖質、脂質、たんぱく質の代謝を促します。ビタミンCは抗酸化作用があるため、活性酸素を除去する働きがあり、活性酸素が肝臓で細胞を酸化させて疲労させるのを防ぎます。
ビタミンEにもCと同様に抗酸化作用があり、クエン酸は疲労の原因である乳酸を除去する働きがあります。オルニチンやタウリンは肝臓で代謝を助ける役割があり、鉄分は貧血を防ぎます。イミダゾールジペプチドは主に鳥や魚が持っている疲労回復しやすくなる栄養素です。
食べ物
疲労回復を促す栄養素が含まれている食べ物を紹介します。
ビタミンB群を多く含むのがうなぎ、卵、納豆、胚芽米、マグロ、バナナ、牛乳、レバーです。
ビタミンCはレモン、キウイフルーツ、イチゴ、アセロラ、ゆずなどが多く、ビタミンEはいくら、イワシ、たらこ、うになどの魚介類や魚卵に比較的多く含まれます。
クエン酸はレモン、グレープフルーツ、イチゴ、パイナップル、梅干し、お酢に多く、オルニチンはしじみに多く含まれます。タウリンはタコ、イカ、カツオ、サンマに多く、鉄分はレバーや黄卵に多く含まれます。イミダゾールジペプチドは鶏肉や青魚に含まれています。
食事を変える
疲労回復を促す栄養素を摂ることは重要ですが、一時的に過剰摂取したからといって高い効果が得られるわけではなく、継続して摂らなければ効果は得られません。少量でも継続して摂取するのが良いでしょう。
また、食事全体のバランスを整えることも大切です。基本的には糖質を控え、低炭水化物、高たんぱく質の食生活が理想的です。甘い物やご飯などの炭水化物は控えめにして、高たんぱく質のものを多く摂ります。疲れていると甘い物を体が欲しますが我慢しましょう。
近年はさまざまな種類のサプリメントが販売されていて、サプリメントで栄養を補給する方法もありますが、やはり食品から栄養を摂るほうが体へ吸収が良くなりますので、出来る限り食品から栄養補給をしましょう。
食生活のバランスを整え、疲労回復を促す栄養素を積極的に摂ることで、体内の機能が正常化して、疲れが取れやすい健康な体になるでしょう。
最近疲れが取れないかたは、食事を変えてみるのがいいかもしれません。
まとめ
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栄養素
食べ物
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