日本人は日頃から食塩、味噌、醤油などの調味料を多く使用するため、塩分を摂り過ぎています。塩分の摂り過ぎによって高血圧、糖尿病などの生活習慣病の原因になっています。
日本人の40代以上は2人に1人は高血圧ともいわれるほど、現代は意識して減塩をしなければ高血圧になってしまいます。減塩の方法の一つとして 減塩 水 が注目されています。
減塩水で生活習慣病を防ぐ
減塩水とは
食事の調理で食塩を使う機会がよくありますが、食材に直接振りかけると、食塩がまばらになって味にムラが出てしまいます。ムラが出ないようにするために、どうしても食塩をかける量が多くなり、それが塩分摂りすぎの原因になります。
一度や二度であれ問題ありませんが、それが毎日に続くと身体に悪い影響が出てしまいます。それを防ぐために減塩水が注目されています。
減塩水とは水に食塩を溶かした食塩水のことですが、塩分濃度が12%の濃い食塩水と塩分濃度が2%と薄い食塩水を用意して調味料として調理に使用します。
この2種類の使いわけることで味をしっかりと付けながら減塩することができます。最近では減塩水を使ったさまざまな料理のレシピが紹介されていて肉料理や野菜料理など定番メニューの減塩水版も紹介されています。
減塩水の作り方と使い方
減塩水の作り方は食塩水を作るのと同じで水に食塩を溶かして、よくかき混ぜるだけですが、濃い濃度のものと薄いものを作るので水と食塩の分量がポイントとなります。
濃い濃度を作るには水100mlに対して食塩が小さじ2杯、薄いのは水300mlに対して食塩小さじ1杯が良い分量といわれています。作る際にはよくかき混ぜないと食塩が下に溜まってしまうので意味がありません。
使い方は濃い濃度のものは主に下味に使います。肉や魚などをしっかり漬け込んで下味を付けたいときに使います。魚の塩焼きや生姜焼きなどで使われて漬け込むことで食材に味が染み付きます。
一方の薄い濃度のものは料理の仕上げに使います。少し味が足りなかったり塩気が欲しいと思ったりしたときに味の調整や好みに合わせて使用します。
本来の料理で味の調整をしようとすると塩こしょうなどを上から振りかけるとため、塩こしょうが食材に付く過ぎところとあまり付かないところとまばらになり、どうしても使用量が多くなり、塩分を過剰に摂取してしまいますが、減塩水の薄い濃度のもので味の調整をすれば、満遍なく塩が食材に付きますので減塩ができるのです。
減塩水で減塩食生活を
日本人の中で問題になっている塩分の過剰摂取は高血圧や糖尿病などの生活習慣病の原因になるといわれていて医師からも減塩を勧めらている人が多いため、食生活を改善して減塩を実践している人が多くいます。
塩分摂取量の目標を定めて、毎日塩分量を計算して目標を超えないように塩分制限をしている方は、目標を超えそうになると、味気ない食事しか取れず、とても苦労がかかります。一回の食事の塩分使用量が多いと目標はすぐに超えてしまいます。
減塩水を使用することで、適度な塩分使用量で全く味気のない食事になることはなく、適度な味が感じられるので無理なく減塩ができるので人気を集めているのでしょう。肉や魚料理の定番メニューで減塩水を使って作ることで美味しく減塩をすることができます。
減塩水のレシピは本も出版されるほど豊富にあり、焼き魚や煮物、生姜焼き、カツ丼、パスタなど減塩水でも食べたいものを食べることができます。減塩水を使用して無理なく減塩をするのがおすすめです。減塩水を使った減塩食生活をしてみてはいかがでしょう。
まとめ
減塩水で生活習慣病を防ぐ
減塩水とは
減塩水の作り方と使い方
減塩水で減塩食生活を