体に塩分の摂りすぎはよくないことがわかっていはいても、やはり濃い味付けが好きな方を好む方にとっては減塩した食事に味気なさを感じることも多いことでしょう。しかし、塩味を控えることによる物足りなさは上手に調味料を使うことで十分に補うことができます。
それでは、手軽に 減塩 でき、味の薄さが気にならなくなるおすすめの 調味料 をご紹介します。
楽しくおいしく減塩できるおすすめの調味料4選
塩分摂取の目安
2015年の厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」 では、1日当たりの食塩摂取量の目標値として、前回よりも引き下げられて成人男性で8.0グラム未満、成人女性で7.0g未満と定めています。この数字だけをみると少ないように感じる方も多いことでしょう。
しかし、いまのところ高血圧などの生活習慣病など明らかな病気が発生していない方も、味付けの濃い食生活をそのまま見直さないままで続けていると、将来的に深刻な病気にかかるリスクがどんどん高くなっていくので、現在塩分の多い食事を摂っている方は早急に食事内容を見直さなければなりません。
ただ、体のため健康のためといっても、薄味すぎてせっかくの食事を楽しむことができなくなるのは人生の楽しみを一つ奪われることと同義である上に、非常にストレスを感じるものです。そんな不満も、減塩に配慮できる調味料を使うことで無理なく解消することができます。
おすすめの調味料その1「酢」
塩分を抑えるために使いたいのが、料理のさしすせそのうちの1つでもある酢です。酢の健康効果は広く知られていますが、それ以外にも塩やしょうゆの代わりに使うことで、風味を損なうことなくしっかりとした味に仕上げることができます。
酢といっても、すっきりとした味が特徴の数種類の穀類からつくられている穀物酢、まろやかで食べやすい米から作られた米酢、健康や美容に意識の高い方たちが愛用する玄米から作られた黒酢などのほかに、りんごから作られたリンゴ酢、ブドウから作られたバルサミコ酢やワインビネガーなど種類も豊富にあるので、料理や好みに合わせて使い分けることができる使い勝手の良さも魅力です。
おすすめの調味料その2「泡醤油」
京都で生まれた泡醤油は、舞妓さんなど着物を着る方たちが食事の際に醤油が垂れて汚さないようにとの配慮から生まれました。その名の通り醤油を泡状に泡立てたもので、汚れを気にせず食べられるだけでなく、泡醤油は必要量を切り取って使うことで醤油の掛け過ぎを防ぐことができます。
また、少量でもしっかりと醤油の味や香りを堪能できる上に、口の中でふわーっとひろがる不思議な食感も楽しめるため、おいしく楽しみながら減塩したい方に最適な調味料です。
おすすめの調味料その3「だし」
醤油や塩で味付けを濃くしなくても、昆布や煮干しやかつおぶしやシイタケから作られただしでも、十分うまみを感じることができます。
ただ、市販されているかつおだしやこんぶだしなどのだし製品は手軽で便利で使い勝手も良いのですが、塩分が添付されていることも多いので市販品を購入するなら食塩無添加のものを選ぶと良いでしょう。
あるいは、時間や手間や費用はかかりますが、自分で素材からだしを取ると自分好みの味の調節がしやすく、原料・製法も自分で選べるので安心です。ちなみに、海のものを原料にしただしの場合、ミネラルも同時に取ることができるので特におすすめです。
おすすめの調味料その4「香辛料」
食塩や醤油の量を減らした食事では物足りない方は、わさびやしょうが、唐辛子やコショウなどの香辛料をプラスするとその刺激で味の薄さが気にならなくなるのでぜひ取り入れましょう。香辛料には、消化をスムーズにしたり、食欲を促進するはたらきがある点も見逃せません。
ほかにも、三つ葉や青葉、パセリなども加えると減塩が気にならなくなり、食生活もさらに豊かになることでしょう。
まとめ
楽しくおいしく減塩できるおすすめの調味料4選
塩分摂取の目安
おすすめの調味料その1「酢」
おすすめの調味料その2「泡醤油」
おすすめの調味料その3「だし」
おすすめの調味料その4「香辛料」