現代人の多くは何らかのストレスをかかえながら生きていると言っても過言ではありません。ストレスが多いと交感神経ばかりが働いてしまって、それが疲労や体の不調につながってしまうのです。
副交感神経 を 高める ことで、リラックスできる時間を持つことができます。
副交感神経を高める生活のすすめ
副交感神経とは?
副交感神経とは交感神経とともに自律神経系を構成している神経のことです。副交感神経が高まると血管は広くなり、心拍もゆっくりになります。内臓の働きが活発になるので新陳代謝がすすみ、その結果として疲労回復や体の修復にも役立つのです。
副交感神経を高める入浴法
お風呂はシャワーですませるという人も多いそうです。しかし、副交感神経を高めるためにはしっかりとお風呂のお湯につかることをおすすめします。
交感神経が優位になっているときは体温も低くなっているからです。ぬるめのお風呂(40度くらい)に10分くらいつかることで体の緊張もほぐれ、リラックスすることができます。
それからすぐに寝るというのではなく、入浴後に体温が徐々に下がるのを待ちます。そうすることによって副交感神経が優位になり、眠りにつきやすい状態になります。
副交感神経を高める運動
運動をすることで、内臓のはたらきを活発にさせることができます。これは副交感神経を高めることにつながります。汗をかくことで体温調整するということにもつながり、自律神経のはたらきを高めることができます。
副交感神経を高める運動としておすすめなのは、軽く汗をかくという程度のウォーキングやジョギング。他にもサイクリングや水泳など、自分のペースで楽しめるものが効果的と考えられています。
歯磨きをしながらスクワットするなどのながら体操やエレベーターやエスカレーターを使わずに階段を上り降りするのもいいと思います。
副交感神経を高める食事
副交感神経を高めるためによいとされているのがギャバです。最近ではギャバという言葉をよく耳にするようになりました。サプリメントや食品に含まれているものもあり、スーパーなどでも手軽に買えるようになっています。
しかし、普段の食事で摂り入れたい場合、どのような食材に含まれているかというと、有名なのは発芽玄米です。その他にはトマトやみかん、ブドウなどの果物やじゃこ、発酵食品(みそ・チーズ・ヨーグルト・ぬか漬け)にも多く含まれています。
セロトニンも副交感神経を高めるために効果的な物質です。セロトニンは体内で生成されるのですが、そのもとになっているのがトリプトファンです。トリプトファンを多く含む食材は肉類や赤身の魚、豆乳、ナッツ類、ごま、バナナ、チーズなどの発酵食品やパスタなどにも含まれています。
副交感神経を高める生活のすすめ
ストレスなどが原因で副交感神経を高めることが難しくなっている状態だと、充分にからだを休めることができず、疲れがたまっていってしまいます。
そのようなときは、お笑い番組や漫画や本などをみて、笑うということも一つのリラックス法です。笑うことで副交感神経が優位になることができます。
腹式呼吸をすることで、副交感神経を高めることもできます。深くゆっくりと腹式呼吸をすると、リラックス状態を作り出すことができるのです。より効果を得るためには、鼻から深く息を吸い込んで、ゆっくりと吐く。ポイントとしては、最後まで吐ききることが大切です。
リラックスという観点から言うと、アロマなども効果的です。香りが副交感神経を高めてくれるのです。リラックス、精神安定などに効果のあるものもたくさんあります。
有名なものではラベンダー、オレンジ、ベルガモット、ローズウッドなどがありますが、好みもありますので、実際に試して、自分のお気に入りのものを探してみるのもいいと思います。
まとめ
副交感神経を高める生活のすすめ
副交感神経とは?
副交感神経を高める入浴法
副交感神経を高める運動
副交感神経を高める食事
副交感神経を高める生活のすすめ