みなさんは大腰筋という筋肉が人体に存在することをご存知でしょうか。実際は目にすることができない、いわゆる、インナーマッスルです。この大腰筋を鍛える事によってさまざまな効果が期待できます。
今回は 大胸筋 の 鍛え方 とその効果についてご紹介いたします。
大腰筋の鍛え方と効果
そもそも大腰筋とはどんな筋肉?
それでは、最初に大腰筋について解説していきます。少しイメージがしにくいかもしれません。脊髄から腰を通って太ももまでをつなげる部分に存在します。胴体にある体感筋肉になりますので聞きなじみのない割には重要な筋肉になります。
具体的に私たちの動きでどのような場面で使われるかと言うと、足の上げ下げに大腰筋は使われます。歩くときや走る時には誰でも使っている筋肉になります。
他には上半身のバランスを保つことにも使われますので不可欠な筋肉になります。デスクワークが多い方、運動不足の方などは衰えがちになる筋肉です。
大腰筋を鍛えると得られる効果
実際の鍛え方に移る前に大腰筋を鍛える事による効果についてまとめていきたいと思います。
まずは腰痛を和らげる効果があります。腰痛の原因の一つに脊髄を支える仙骨に体を曲げた時に負担がかかることにって発生します。その負担を軽減してくれるのが大腰筋になります。
次の効果としては、代謝アップによりダイエット効果が期待できることになります。インナーマッスルで、かつ、大きな筋肉の大腰筋ですので鍛える事によりダイエット効果が期待できます。
また、腰の筋肉ですのでウエストを引き締める効果もあるようです。女性の方にとってはうれしい効果と言えるのではないでしょうか。
そして、最後になりますが陸上選手をはじめ、スポーツ選手には有効な筋肉になります。体のバランスを保ち、踏ん張る力に利用されるのが大腰筋です。
また、走る時の衝撃を吸収するする働きもあります。車で言うなればサスペンションの様な役割をするのが大腰筋と言えます。
高齢者が鍛えると得られる効果
高齢者の方も大腰筋を鍛えると良い効果が期待できます。先に述べましたが歩く事や走る事、体のバランスを保つことに使われるのが大腰筋です。これが衰えると、太ももが上がりにくくなりつまずきやすくなります。また、体のバランスもうまく保てなくなりますので転倒しやすくなります。
また、歩くときの衝撃の吸収が不十分で骨にひびが入ることも考えられます。このようなリスクは高齢者になれば体の衰えに加えて高くなります。よって、大腰筋を鍛える事によりこれらのリスクから身を守ることができる事でしょう。
他にも、尿漏れ防止にもつながります。年を重ねると内臓下垂により膀胱の血管が押し出されて尿漏れにつながります。そこで、大腰筋を鍛える事によって下がってきた内臓を押し上げて尿漏れ防止につながります。
大腰筋の鍛え方
それでは、大腰筋の鍛え方を紹介します。
スポーツジムに通っている方は、いわゆる、レッグプレスと呼ばれるスクワットをサポートする器具があると思います。ポイントは膝が90度になるところで止める事です。伸ばしすぎると骨に負担がかかったりします。女性にも楽に鍛えられる方法もあります。
バランスボールは必要になります。まずはバランスボールの上に座ります。そして、上半身を後ろに倒して床に手をつきましょう。
次に両膝が90度になるように上げます。その後は左右の足を交互に上下させます。背筋を曲げないことがポイントです。この動作を繰り返すと大腰筋と腹筋も鍛えられます。
最後は高齢者でも手軽にできる鍛え方です。こちらもバランスボールが必要になります。上向きに寝てバランスボールの上に足を置きます。次は踵(かかと)を使ってバランスボールを前後に転がすだけになります。体力や筋力に自信がない場合はこれから始めると良いでしょう。
鍛えるときの注意点
大腰筋を鍛えるとさまざまな効果があることが理解できたと思います。しかし、やみくもにハードトレーニングをすれば良いというわけではありません。鍛えている筋肉の反対側の筋肉も動かしてしまうと効果が打ち消されてしまいます。
大腰筋の反対には腹直筋があります。ですので、大腰筋を鍛えるときにはできるだけ腹に力を入れないようにしましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。大腰筋を鍛える事はアスリートでも女性でも高齢者でも良い効果があるということになります。注意点を理解して最初は無理が生じない程度から始めて楽しく鍛えてみましょう。
まとめ
大腰筋の鍛え方と効果
そもそも大腰筋とはどんな筋肉?
大腰筋を鍛えると得られる効果
高齢者が鍛えると得られる効果
大腰筋の鍛え方
鍛えるときの注意点
最後に