「病気に負けない免疫力を高める方法には何がありますか(前編)」では、免疫とはどのような役割をもつものなのか、また免疫力を高めるポイントについてお伝えいたしました。後編では、 免疫力を高める方法 についてお伝えいたします。
免疫力を高めることにより病気の進行を緩やかにする効果も期待できるかもしれません。
病気に負けない免疫力を高める方法には何がありますか(後編)
免役力を高める方法とは
免役力を高める方法を前述の3つのポイントごとに紹介しますので、参考にしてください。
免疫担当細胞の数を増やす方法
免役担当細胞の約70%は腸内に生きており、その活性源は腸内細菌です。この「腸内細菌を増やす」ことが免疫担当細胞を増やし、活性化することにつながります。
そのためには、次の4つのことを実践してください。
- 乳酸菌・ビフィズス菌を含むヨーグルト・乳酸菌飲料などの食品を摂取して腸内細菌を増やします。
- 発酵食品である味噌・漬物・納豆を食べることによって腸内細菌を増やします。
- 食物繊維・オリゴ糖を含む大根・ゴボウ・レンコンは腸内細菌の栄養素となります。
- 腸内細菌が減少する可能性のある食品添加物の多い加工食品はさける。
免疫担当細胞を活性化させる方法
免役担当細胞を活性化させるには次の3つを実践してください。
- 継続的な適度な有酸素運動(30分程度のウオーキング)を行うことによって、筋肉量を増やしてください。激しい運動を続けると逆に免疫力が低下しますので注意してください。
- 体温を上げる習慣と行ってください。
入浴方法を見直してください。41度以下に湯温の中にて半身浴で20~30分ほど浸かることをお勧めします。
からだを温める食材を積極的にとってください。からだを冷やす食材と食べるときには加熱する・香辛料・香味野菜を添加する・発酵させるなどと工夫をしてください。
- 免疫活性化させる食材をとってください。
リンパ球を活性化させるファイトケミカルという物質を含む次の食材
トマト・春菊・ブドウ・にんにく・長ネギ・玉ねぎ・ニラ:・キャベツ・かぶ・ブロッコリー・大根
強い抗酸化作用のもつビタミンA(βカロチン)、ビタミンC、ビタミンEを含む次の食材
モロヘイヤ・にんじん・セロリ・春菊・アセロラ・赤ピーマン・ブロッコリー・レモン・柿・小麦胚芽
自律神経を整える方法
自律神経のバランスをよくして免役力を高める方法は次の2つです。
質のよい睡眠をとってください
睡眠時間と睡眠の質は自律神経に大きな影響を与えますので、睡眠時間が不足していると感じた場合は短時間(10~20分)の昼寝も効果的です。
睡眠の質をよくするには、夜更かしは止め、寝るまえの飲食も控えてください。いびきも質の低下を招きますので、寝る姿勢にも注意が必要です。
笑いのある生活を取り入れてください
笑うことで自律神経を刺激して心拍数・呼吸・血圧が適正化され、その結果、免役力を高めることにつながります。笑いを取り入れることによって、癌が抑制された・ストレスホルモンが減少した・認知症の進行を遅らせたというようなケースが多く報告されています。
まとめ
病気に負けない免疫力を高めるには何をすべきしょうか(後編)
免役力を高める方法とは