免疫力を高める という言葉は誰でも聞いたことのある言葉です。しかし実際に免疫力を高めるとはどういうことで、何をすれば効果的なのか具体的に理解している方はそれほど多くない印象です。
私たちにとって重要な免疫の仕組みとその高め方について知っておくことは、健康を維持することに役立ちます。
免疫力を高めるために私たちが知っておくべきこと(前編)
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免疫とは
「免疫」とはその言葉の通り、疫から免れるという意味です。
遠い昔から一度かかった病気にはかかりにくくなると人間は知っていました。つまり現代でいうと、子どもの頃にはしかや水ぼうそうなどの病気にかかった場合、同じ伝染病にはかかりにくくなるという、私たちが当たり前の知識として持っているものが「免疫」というものなのです。
この免疫システムは私たちの身体の中で、体内に侵入したウィルスや細菌を異物とし、自分以外のものを排除しようと働き、自分の身体を正常に保とうとする優秀なシステムなのです。
免疫には自然免疫と獲得免疫があります。
自然免疫とは生まれつき持っている初期の生体防御システムです。自然免疫で処理しきれなかった場合に動き出すのがより強力な生体防御システムである獲得免疫です。
これらの免疫系が活発に動くことにより、私たちの身体はさまざまな病気に打ち勝っていくことができます。この免疫力を高めることは、自然治癒力を高めることなのです。
質の良い睡眠で免疫力アップ
免疫力を高めるには質の良い睡眠が不可欠です。自律神経の中の副交感神経を優位にし、リラックした状態での睡眠を質の良い睡眠といいます。
睡眠時に分泌される成長ホルモンは子供にとって必要なだけではなく、細胞の成長や修復、活性化を行って免疫力を高めることができることを考えると、大人にとっても重要なものといえます。
成長ホルモン分泌のためには夜10時には就寝することが理想ですが、それが無理な場合には、シンデレラタイムとも呼ばれている深夜2時までの就寝を心がけてください。
さらに良い眠りのためには、良い睡眠環境を整えることを意識してください。例えば眠る2時間前からはものを食べたり、過度な飲酒はしない方が良い睡眠を取ることができます。
なぜなら、消化のために胃に血液が集まってしまったり、アルコールの分解のために肝臓などが働き過ぎてしまうと、その分副交感神経を優位にする事が難しくなってしまうからです。
また、朝起きたら朝日を浴び、慨日リズム(サーカディアンリズム)を整えることで、体内時計を整えることにつながります。免疫力を高めること、質の良い睡眠をとることに有効です。
まとめ
免疫力を高めるために私たちが知っておくべきこと(前編)
免疫とは
質の良い睡眠で免疫力アップ