正しく活用すれば、体組成計は健康管理に非常に役立つ計測機器です。メーカーによりさまざまな指標や表示方法が用いられますが、年齢や体型、目的によって選ぶべき体組成計はさまざまです。
利用者の目的やタイプに応じて、 おすすめ の 体組成計 を紹介します。
目的別、体組成計のおすすめポイント!
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家族の健康管理
日々の「健康管理」が目的の人には、被計測者のサンプルデータ量が業界屈指と言われるタニタの体組成計の中でも、お手頃な「フィットスキャンシリーズ」や「インナースキャンシリーズ」がおすすめです。
ご自身の肉体環境の推測値が、平均値と比べてどういった位置にあるかを知り、今後の健康目標を立てる参考にすることができます。
幅広い年齢層に対応するのでご家族でのご利用にも向いており、大手メーカーの中で登録人数5人~8人までの機種を用意しているのもタニタだけです。
原始的な体重計のほうが分かりやすかったペットの体重も計量しやすい「ペット体重モード」を搭載した機種も重宝します。
その他にドリテック、東芝、オーム電機、MAQUINO製の体組成計にも、登録人数の多い体組成計があり、個人モードと複数人モード、ゲストモードも備えたテルモの体組成計も人気ですが、専門性と一般性の両方を兼ね備えた、再大手のタニタが断然おすすめです。
ダイエット
ダイエット目的で体組成計を利用する、特に女性におすすめしたいのが、パナソニックの体組成バランス計です。専用のスマートフォンアプリ「ダイエットメモ」によるサポートが受けられ、データの送受信もスマホをかざすだけで便利です。
乗るだけで測定でき、体重の減少があると画面がキラキラ表示で教えてくれる「ごほうび機能」など、モチベーションを維持する工夫がたくさんあります。
男女問わず、本格的なダイエットを目指すならオムロンのダイエット判定機能付き体重体組成計カラダスキャンがおすすめです。グリップの付いたタイプは個人ごとの基礎代謝を正しく算出し、太りにくい身体づくりに役立ちます。
皮下脂肪率や基礎代謝表示だけでなく、骨格筋率の変化バランスから部位ごとのダイエット進捗状況が詳しくチェックできます。「全身」、「両腕」、「体幹」、「両足」の部位別で、5段階のポジショニングチェックが行えます。
サンプルや算出方法がメーカーによってかなり幅が出るのが「肉体年齢」や「体年齢」ですが、比較的若く表示されるのがタニタの体組成計です。
あくまでも参考値ではありますが、若く表記されることがモチベーションに繋がる人には特におすすめです。褒められるほうが頑張れる人と、叱られるほうが努力できる人がいるので、利用者の性格に応じてメーカーを選ぶことが理想です。
アスリートの肉体改造
肉体管理をしてスポーツの成果につなげたい人にまずおすすめしたいのが、「アスリートモード」で計測できるタニタの製品です。アスリートは筋肉が多く一般人とは骨格も違うため、電気抵抗が異なることを視野にいれた機能になります。
さらに筋肉の状態を分析する「筋質点数」の測定機能を搭載した次世代の体組成計「インナースキャンデュアル」は傑出です。筋肉を細胞レベルで筋繊維の状態まで評価するので、より本格的な肉体管理が可能です。
医療分野や研究施設でも使われている技術で、乗るだけの簡単ステップでありながら、2つの周波数で体組成を測定することで正確で高精度な測定を可能にします。さらにそれをグラフ表示してくれるので、日頃のスポーツとの連動性が高まります。
もう少し安価に抑えるなら、BIA法体脂肪測定機能のあるオムロンの体組成計です。医療機器と同じメカニズムにもとづく独自の体脂肪測定機能で、微弱電流を流すことで筋肉量の多いアスリート体質の人でも、正確に体脂肪を測ることができます。
またパナソニックの体組成計はアディダス社とのサービス提携があり、専属のトレーナーからトレーニング指導を受けることが可能になった「おうちトレーニング」機能が好評です。
ソフトバンクの「スマート体組成計」サービスや、女性特有の生理現象にまつわるからだの変化をチェックできる「ルナルナ」との連携が可能な体組成計も増加しています。SDカードや通信システムを利用して、PCやスマホでデータを管理する機能も一般的になりました。
体組成計単体でなく、他のシステムと連動させて活用し、生活習慣からまるごと肉体を管理する時代です。シンプルな機能と、便利な活用法をバランスよく選ぶために、目的意識の確認が不可欠です。
まとめ
目的別、体組成計のおすすめポイント!
家族の健康管理
ダイエット
アスリートの肉体改造