インナースキャン デュア ルはタニタが開発した未来志向の体脂肪計です。高周波と低周波による高精度測定が実現され、タニタ独自の指標である「筋質点数」による筋肉の質が数値で表示されます。上手に活用することで、ダイエットに対する新たな意識や取り組みをはじめてみませんか。
インナースキャンデュアルのメカニズムを解析する
インナースキャンデュアルのメカニズム
インナースキャンデュアルはタニタが開発・発売した体組成計です。タニタは1992年に世界初の体脂肪計を発売するなど健康機器に関する製品で知られています。
近年、『タニタ食堂』など健康志向のレシピ本もヒットを飛ばしたことをご存知の方も多いと思います。インナースキャンデュアルはダイエッターにとって新しいコンセプトによるダイエットの可能性が感じられる製品かもしれません。
デュアル式
タニタは2015年7月、次世代志向の体組成計の第一弾と銘打ってインナースキャンデュアル「RD‐501」、「RD‐902」、「RD‐903」を発売しました。特徴の一つとして「デュアル式」計測方法が採用されています。
このデュアル式とはどのようなものかと言いますと、細胞の情報を測定するための高周波と、細胞外の情報を把握する低周波の二種類の電流が計測時にヒトの体に流れるため、タニタによると超高精度で計測を実現できるとされています。
筋質点数
もう一つの特徴として、タニタによる新指標の「筋質点数」が導入されたことです。私たちの体を作っている筋肉を構成する線維状の細胞は「筋線維」と呼ばれます。
筋線維の大きさや、脂肪や線維質といった組織の含有量など、筋肉組織の状態は、年齢を経るごとに、あるいは運動習慣の有無などによって変化していきます。
具体的にどのような変化になるかをご説明します。筋肉は「筋線維」と、それを取り巻く組織(脂肪、水分など)からできています。
乳幼児の頃は筋線維が細いのですが、成長につれて太く緻密になっていきます。しかし、やがて加齢にともなって筋線維の数は減少し、筋線維が細くなる傾向があるとされています。
筋肉が作り出す力を「筋力」と呼びますが、筋力は筋肉の量である「筋量」と、筋肉そのものの質である「筋質」が関係しているとタニタは述べています。
タニタは、この筋肉組織がどのような状態になっているかを、インナースキャンデュアルによって、電気的に走査する技術を駆使して成功させたとしています。
インナースキャンデュアルは、従来計と同様に「筋量」を測定するだけでなく、「筋質」も計測して、独自の指標である「筋質点数」を提示できるようになりました。
ダイエッターにとって筋質を意識することは、体の質を踏まえて筋力アップを計る、これまでにない健康管理が実現する可能性につながるかもしれません。
購入者の感想、購入時に注意する点
実際に購入した人などの意見によると、「すばらしい」、「確かに高精度で筋肉トレーニングの結果が表示されてダイエットへの意識が変わった」などの前向きな意見もあります。
その一方で、「取扱説明書をダウンロードしなければならないため使い方がわかりにくくて不親切」、「表示される単位が英語表記でわかりにくい」といった意見も聞かれます。
インナースキャンで測定すると本体にも記憶されます。スマートフォンに専用アプリを入れるとスマホと連携してデータを同期できます。
特に購入時に注意すべき点として、アプリと連携して日々の記録をグラフで表示させて利用したいとお考えの場合、RD‐901機種はAndroid(iPhone以外のスマートフォン)では連携しないため、iPhoneを持っていることが前提になります。
購入時に、iPhone専用機種なのか、Androidスマートフォン対応モデルなのかといった仕様をタニタのホームページなどで確認しましょう。
インナースキャン900シリーズにはRD‐900、901、902、903、905などがあります。905は一部店舗で販売、900は902の筋質チェックができないタイプでiPhone専用機種、901は903の筋質チェックができないタイプでiPhone専用機種、902と903はiPhoneとAndroid対応となります。
インナースキャンデュアルは、まったく新しい考え方を取り入れた次世代体組成計であるとタニタは語っています。果たして細胞レベルの筋肉の解析や、均質点数という新しい指標は今後広く普及していくのでしょうか。
つらいダイエットではなくて、新しいコンセプトとともに登場したインナースキャンデュアルが、ぜひ、健康的で楽しいダイエットの成功につながればと思います。
まとめ
インナースキャンデュアルのメカニズムを解析する
インナースキャンデュアルのメカニズム
デュアル式
筋質点数
購入者の感想、購入時に注意する点