あなたは太らないためには何をするといいと思いますか。食事に気を付けたり、適度に運動したり…。このようなことを思い浮かべることと思います。決して間違いではありません。食事のしかたなども気を付けるべきです。そして、食事や運動以外にも肥満を引き起こす原因があります。
今回は、 肥満化 について解説していきます。
食事に気を付けるだけではない?肥満化を起こす原因
肥満化は遺伝だけではない要素がある?
失礼な言い方かもしれませんが、肥満体質は遺伝的な要素もあります。「親が太っているから…」、「家計的なもの…」と思うときもあるかもしれません。
しかし、その理由以外にも原因はあるようです。その人の行動や習慣が肥満化には大きく影響します。以下の内容をしっかりと読んで肥満化を防いでいきましょう。
リバウンドは今までの体が記憶されている
経験がある方はいませんか。何カ月も頑張ってダイエットしたのにリバウンドしてしまった…。リバウンドとは、痩せたのはいいものの食事の量を戻すことによって体が元に戻ることです。スウェーデンの大学でとある実験の結果があります。
被験者18人に4週間、ファストフードなどの高カロリーの食事をとるようにしてもらったところ被験者の体重は平均で6.4kgの増加だったようです。
そして、半年、普通の食事に戻してもらったところ体重は元に戻ったようです。しかし…。実験から12か月後には平均して1.2kgも太ったとの実験データがあります。これはなぜなのでしょうか。
食事だけを減らしてのダイエットは脂肪が残る
たくさん食べることで脂肪と筋肉が増えるといわれています。先ほどの実験の例では一年後の測定ではほぼ脂肪のみが残っている結果になったようです。つまりは、食事を制限するだけでは筋肉は落ちて脂肪が残るということになります。肥満化体質になるといっても良いです。
一度、太ると体がそれを記憶するために短期間でも太ると肥満化体質はなかなか消えないことになります。特に危険な考えは、数か月後や一年後にダイエットするから今は太ってもいいや…。という考え方は危険です。
太ったことが体に覚えられていますのでよほど気を付けてダイエットしていかないとリバウンドは簡単に起こります。
睡眠不足も肥満化を引き起こす
現代の日本人は忙しいといわれ睡眠不足の方も多いかと思います。しかし、これも実験の結果から睡眠不足だと脂肪細胞がインスリンを認識する能力が低下して血糖値が高い状態が続くといわれています。
このデータは4日間に睡眠時間が4.5時間の被験者と8時間の被験者を比較したときにそのような結果があらわれたようです。4日間でもわかるくらいですのでこれが数カ月や年単位で考えていくと睡眠不足の方はどんどん肥満化の体質になるといっても過言ではありません。
理想的な睡眠時間は7時間から8時間で、さらに午後10時から午前2時の間に眠るとホルモン分泌が盛んな時間帯ですので美肌にもいいそうです。
ちなみに、長寿の方に多いのは7時間睡眠です。逆に9時間以上眠ると無呼吸睡眠の恐れや眠りが浅くなることもあります。肥満化を防止するには睡眠の質をよくすることと熟睡することがポイントです。
最後に
いかがでしたでしょうか。肥満化を防ぐには太ってもいいから食べることと睡眠不足を防がなくてはいけません。人間の体は優秀で太っていたころを記憶してしまします。
そして、忙しい方々には厳しいことかもしれませんが睡眠不足も注意が必要です。睡眠は肥満化以外にも健康のもとになります。正しい知識を身につけて肥満化を防止しましょう。
まとめ
肥満化は遺伝だけではない要素がある?
リバウンドは今までの体が記憶されている
食事だけを減らしてのダイエットは脂肪が残る
睡眠不足も肥満化を引き起こす
最後に